身体活動量とは??

身体活動量”を知って手堅く“健康生なまま”ウエイトコントロール

~健康になるのにリバウンドは必要ない!!~

 

痩せる為に“運動”をする・・・このことに疑問を持つ人はそれほどいませんが、運動をちゃんとやって痩せた人もそれほどいません(と思います)。
ぶっちゃけ話をしますと、国も運動で痩せることの難しさに気づいたのです。それを打開する方法として「身体活動量」に注目しています。

 

まずは大きなくくりでこのことをご理解ください。時間はたっぷりありますので (^O^)


しかし、よく巷で言われることで我々運動指導者が迷惑していることがあります。

 

それは・・・

 

「運動で使うカロリーは、凄く少ないのですよ。」と挨拶代わりに言われること!!


これに関する喩えがまた凄い迷惑です。それは・・・

「贅肉1キロ相当のカロリーを消費しようと思ったら、フルマラソンを3回以上走らないといけない」

大きなお世話です。言ってるあなたがやってみたのか??と言いたくなります。120%やっていませんよ。


この類の喩えは、サプリメントでもあります。

「この商品に含まれるビタミンCはレモン100個分です」

そんなにたくさんのビタミンCが必要ですか?

話を本筋に戻しますが、ウエイトコントロールに必要な2大要素・・・

 

1.食事 

2.運動

→上記二つを合わせて、「生活習慣」と言う。


どちらも必要なのはなんとなく理解できたとしても、1つでさえ大変なのに2つも意識して変えるなんてかなり、かなり難しい!!

私も、思います。

ただ何れは、この両方を健康的に変えることが出来るようになります。“今”を基準にしていますから、ピンとはきませんが、そこは変わり始めの“今”にしてみませんか?

さて、冒頭に出てきました「身体活動量」という言葉がキーワードとなる訳ですが、私坂口まさしも意識してこれを増やす生活をしてみました。その実体験に基づく経験談とロジックを合わせて、ここから先はご紹介します。

 


先ず、一つ公式をご紹介します。

 


→運動+生活活動≒身体活動

 

つまり、、、運動、運動と言っていると必ず「出来ない」ことが正当な理由になる世の中です。


運動が生活習慣になっている日本人は一体どの位いるのでしょうか?色々な調査機関のデータがありますが、総合すると5%がいいところでしょうか?

 

これまでは、運動≒好きな人がやるもの


という公式がありました。今も生きてはいます(^_-)


これからは、「運動」という概念を変える必要があるのです。ウエイトコントロールに運動は必要ですが、冒頭のフルマラソンの喩えのようなことは全くナンセンスです。先ほどの公式をもう少し解説しましょう。


→運動とは・・・・・スポーツを含む、それ自体が目的となった活動です

→生活活動とは・・・生活の中で(仕事を含む)身体を動かす機会全てです
→身体活動とは・・・上記2つを合わせたものです

 

 

つまり・・・


朝起きてから、夜寝るまでの全ての身体活動量を増やしましょう。ということです。

 


➡これが結論です。



ここで終わると、こういう質問が聞こえてきます。

「えっ?これだけでそんなに痩せるの??もうチョッとコツとか・・・」


どれだけ痩せるかは私には分かりません。ただ、これだけはこの先の話にも影響しますので申し添えます。


「痩せた結果に関係なく、その生活をライフワークにすること」

お分かりですか?

〇〇㌔になったから、とか、〇㌔痩せたから止める。というお気持ちならやる気スイッチは入れないでください。


あえて、数字を出すなら、1年で1キロ程度の体重減及び1~2センチのウエストサイズ減です。


「それって、減ったうちに入るの??」


もう一度言います “ライフワークにすること” です。あまり言いたくない喩えですが、刺激も必要かもしれませんので申し上げておきます。


1年で1キロかもしれませんが、10年で10キロになります。

 

「10年も・・・」


だからライフワークなのです。

 

ずっと健康でいる為にウエイトコントロールをするのに、期限があるのは不思議ですね。


そこで・・・

身体活動の量は一体どれ位必要なのか・・・?? “健康維持”という観点から、その基準を簡単に
表にしました

「エクササイズ」という単位を用いて説明します。これは次の公式で成り立ちます。

 

→運動強度×時間≒エクササイズ


例えば・・・(運動強度が“3”の活動を1時間行った場合、3エクササイズとなる)

 

これ位の基準を目安にしてください。

 1エクササイズに相当する運動と身体活動
  
〇生活活動編 

運動強度① 椅子に座る

    ② 立ち上がる

    ③ 歩行・20分

    ④ 自転車・15分
    ⑤ 階段昇降・10分

    ⑥ 重い荷物を運ぶ・7~8分

 

●運動編

運動強度③ 軽い筋トレ・20分
      バレーボール・20分
    ④ 速歩・15分
      ゴルフ・15分

    ⑥ 軽いジョギング10分

      エアロビクス・10分
    ⑧ ランニング・7~8分

                  水泳・7~8分     

  

     でも・・・どれ位の量が必要なのだろう??

失礼しました。

厚生労働省が決定した基準を申し上げますが、これはあくまでも“最低ライン”です。


誰にでも簡単に出来る量ですが、日本人の多くは「運動不足」と言う名の病気です。

まずは一度チェックしましょう。


23エクササイズ/週

 

例えば、極端ですが・・
運動強度が全て“3”の場合・・・一日の歩行合計1時間×1週間

運動強度が全て“4”の場合・・・一日の自転車乗り45分×1週間

 

位になります。これ以外にも、仕事や家事で動きますので(全て生活活動)、普通に達成できる活動量のはず!! 

 

ですが、これにも届かない人がゴマンといるのですね。

 

それと・・・

 

この“活動量”って上の一覧表を目安にと言われ・・・・・面倒ですね。

 

歩数計はご存じですか?? 万歩計の方が有名ですかね(^O^)

 

スポーツショップに行けば、「活動計」または「活動量計」という名前で売っています。これには歩数計機能も込みです。お得ですね。

 
大変残念ですが、現在の日本人は食べ物を少しコントロールする以上に、運動していません。

だから、太るのです。

 


>>>最後に一句<<<

「運動1回 その間に 飯は3度食う」